合格体験記

合格体験記っぽいのを書いた。

 

・学習スケジュール

 本格的に勉強を始めたのは4年次の2月でした。まず教職教養の参考書を5回ほど通して読み,そのまま覚えるということをしました。ある程度覚えた後,何度か問題を解き,覚えていない部分をつぶしていきました。この際,参考書をすべてiPadに入れておき,勉強から逃げられない状況を作りました。

 面接試験対策は5月に始めました。学生の中で行う集団討論や模擬授業なので,どのような話し合いをすればよいかもわからないままでした。幸い教員志望の仲間は上達が早く,自分も実力を上げてもらっているのを感じました。

 

・試験期間中辛かったこと

 苦労したのは,面接試験対策です。特に「望ましい教員像と自分とのかけ離れ」について悩みました。面接試験対策を重ねていくなかで「こいつすごいな」と思う友人が何人も出てきました。そのとき,彼らにあるものが自分にはないと感じることが多々あり,悲しい思いをしました。

 しかし,1週間考えて気づいたのですが,彼らにあるものが自分にはないと感じるのは当然なのです。そこで,自分のアピールポイントとまだ教員としてふさわしくない部分とを書き出していきました。そして教員としてふさわしくない部分については目をつぶり(今後伸ばすことにして),まずはアピールポイントを伝えられるような工夫をすることにしました。

 

・後輩へのアドバイス

 面接試験対策は,繰り返しの練習が必要です。特に「自分の話ってもしかして長くないか」と感じている方や「オチがないとよく言われる」という方は,話すことを1分にまとめる練習をするといいと思います。

 また,すべてが教員採用試験につながっていると考えることが重要です。試験対策をする中でなぜか好きな小説を何度も読み返したりしたのですが,本好きなのも教員になる1つの理由であり強みであると考えると,採用試験のモチベーションアップになりました。このように,教員採用試験の勉強は,改めて「教員としての自分」について考えることができるので,教員になる前に必要な勉強であるように思いました。

 

 ふざけているように見えるだろうか,それともすべっているように見えるだろうか。