2015-01-08から1日間の記事一覧

「文学とは何か」読書メモ② 精神分析批評について

「〜である」ことと主体性 私は人より長いモラトリアム期間を過ごしている。教員になるために2つ目の大学に通っている。これは私個人の能力ではなく,私の家族の多様性受容能力の高さあるいは経済的豊かさに起因する。これらがなければ,私は今の道を選ぶこ…

「文学とは何か」読書メモ

●「文学とは何か」を読む意義 イーグルトンの「文学とは何か」は,大正期国語教育の理論を批判する上で示唆を与えてくれる。大正期国語教育は文学界から自然主義や解釈学の遺産を受け継いだ。イーグルトンはその自然主義や解釈学を批判している。 例えば,解…